「無限大(∞)」を思い描き、脳を活性化させる☆イルチブレインヨガの脳トレ


私たちの脳は、心と体を支配しています。だから、どうせエクササイズをするなら、脳の特性をふまえながら行ったほうが、より大きな効果が期待できます。最新の脳科学の成果を取り入れたヨガを実践しているのが、イルチブレインヨガ。今回は、「無限大」(∞)を思い描くことで脳活性を実現するトレーニングを紹介します。

私たちの脳には、不思議な特性がいくつかあります。その一つが、「想像しただけで、現実と同じ反応を示す」というもの。頭の中で想像しただけのことを、脳は「現実」と解釈して、体に様々な現象をもたらすのです。ハーバード大学のステファン・コスルリン教授(脳科学)の実験では、何人かの人たちに棒の絵を想像してもらったところ、実際に棒を目視したときと同じように脳の「視覚野」(しかくや)が反応したといいます。

こうした脳の作用を活かした脳活性法が、イルチブレインヨガの「無限大(∞)」トレーニングです。

「∞」は無限大を意味するとともに、渦巻き(ボルテックス)模様を平面的に表現したものです。 ボルテックスとは、もともとは「回る」「回転する」という意味で、物体が螺旋(らせん)状にうずを巻く状態を指します。エネルギーが外側から内側に吸い集められて、大きな力を発揮する現象として、自然界ではよく見られます。

イルチブレインヨガの「無限大(∞)」トレーニングでは、頭の中で「∞」を思い描きます。それによって、外部のエネルギーを取り入れ、体と脳に新鮮な「気」を充満させます。竜巻のように脳がスピーディーに回転し、右脳と左脳の連携がよくなります。
イルチブレインヨガの脳トレ

<頭の中で「無限大」を描く(初級)>

1. 目をとじて、頭の中で無限大の曲線(∞)をゆっくり思い描きます。
2. これを3回以上繰り返します。

Point:地下鉄の駅や倉庫などの閉ざされた空間で行うと、脳の疲労がとれて、詰まった思考の流れがスムーズになります。どんな姿勢でもできますが、慣れるまでは座って行うと、集中しやすいです。

効果:想像力、創造力、思考力などを司る脳の領域が活性化されます。
イルチブレインヨガの脳トレ

<片手で無限大を描く>
1. 楽な姿勢で背すじを伸ばし、肩の力を抜きます。
2. 右手の親指を顔の真ん中に高さに引き上げます。手と顔の距離は腕の長さの半分くらいにします。
3. 親指で無限大を描きます。左上に向かって動かし始めます。
4. 頭は動かさずに、目だけで指の動きを追います。速く動かすと意識が分散しやすくなるので、意識を集中した状態でゆっくりと無限大を描きます。
5. 3回繰り返します。
6. 同様に左手も行います。右上に向かって動かし始めます。

Point:左右のバランスを感じながら行います。紙に書いた無限大の絵を折って、左右の大きさが同じになるように訓練しましょう。

効果:右脳と左脳のバランスを整え、脳機能を活性化させます。
イルチブレインヨガの脳トレ

<両手で無限大を描く>
1. 両手を組んで親指を立てて、親指をクロスします。
2. 視線を親指に向けながら、手で無限大を描きます。
3. 3回繰り返します。

Point:親指を楽に動かし、目線は親指を追います。
効果:集中力、思考力、記憶力、想像力などの脳機能の活性化につながります。

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