イルチブレインヨガの「手足をクロスする体操」で脳活性


脳の「前頭連合野」という部分を鍛え、人間ならではの創造力を高めるイルチブレインヨガの「手足をクロスする体操」を紹介します。脳活性化の効果が期待できるエクササイズです。

前頭連合野(ぜんとうれんごうや)とは、脳の前面に位置し、おでこの裏側にあります。論理的な考えや判断、感情の制御などを担当しており、「理性の要(かなめ)」とされる場所です。人間の前頭連合野は、大脳皮質の約30%を占めているのに対して、サルは12%、猫は7%に過ぎません。人間が人間らしい知的営みができるのは、前頭連合野の働きによるところが大きいのです。

前頭連合野は、幼少期に大きく発達し、大人になると衰えやすくなります。前頭連合野が退化すると、判断力や思考力、推論力などが弱くなります。そこでオススメなのが、イルチブレインヨガの「手足をクロスする運動」。手と足を体の前後で交り合わせることで、前頭連合野を刺激します。

前頭連合野を鍛えることで、仕事やプライベートにおいて、現在の問題点を冷静に分析し、どのような対処をすればいいのか考え、実行する力が高まります。脳の回転が速まり、「機転の利く脳」に生まれ変わることができます。

<手足をクロスする運動>
① 足を肩幅に開き、背すじをまっすぐにして肩の力を抜きます。
② 左ひざを前方に引き上げて、右のひじにあてます。この時、左腕は軽く後ろに引きます。反対側も同様に行います。
イルチブレインヨガの「手足をクロスする体操」で脳活性
③ 左ひざをもう一度引き上げて、今後は右の手のひらにあてます。同時に左腕は自然に後ろに伸します。反対側も同様に行います。
イルチブレインヨガの「手足をクロスする体操」で脳活性
④ 左ひざを上げながら右腕を頭の上にぐっと伸ばします。左腕は自然に後ろに伸ばします。反対側も同様に行ないます。
イルチブレインヨガの「手足をクロスする体操」で脳活性
⑤ 左足を後ろに蹴り上げて、右の手のひらで左足のかかとを叩きます。左腕は自然に頭の上にぐっと伸ばします。反対側も同様に行います。
イルチブレインヨガの「手足をクロスする体操」で脳活性

ポイント:慣れてきたらリズミカルに行うようにしましょう。歌を歌いながら、あるいは、自分の好きな音楽を聞きながら行うと効果的です。歩きながら行うのもいいでしょう。

効果:創造性を高め、脳を柔軟にするうえでたいへん効果的です。

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