集中力を高めるのに役立つイルチブレインヨガのポーズを紹介します。
最近、子供の集中力が続かないことが問題になっています。一つの場所にじっとして、勉強に打ち込むことができない子供たち。親や先生たちも、なかなか打つ手が見つからず、困っているようです。でも、集中力を高めるのに一番大事なこと、それは他でもない、「運動」です。
脳研究の権威であるジョン・J・レイティ准教授(米ハーバード大医学部)によると、運動をさせた子供は成績がアップするといいます。その理由は、運動をすることで、脳の神経成長因子が35%増えるからです。レイティ教授はさまざまな研究によって、運動によってニューロン(神経細胞)同士の結び付きが強くなることを証明しました。運動をすると、シナプスの新生が促され、集中力がアップ。さらに、記憶と深い関係のある脳の「海馬」の縮小を防ぐことができるといいます。
ドーパミンやノルアドレナリン、セロトニンといった脳内ホルモンの分泌が促進され、頭がスッキリするのも運動のメリットです。注意力が高まり、やる気もアップします。アメリカ・イリノイ州の一部の学校では、朝の授業の前に運動のクラスを行ったところ、生徒の成績が上がったといいます。
イルチブレインヨガは、まさにこうした運動効果に着目した運動プログラムです。簡単な体操と呼吸・瞑想によって脳を活性化し、集中力や記憶力を高めていきます。下図のような子供も大人も簡単に行える集中力アップのポーズを行なってみましょう。脳をバランスよく発展させ、認知症などの予防効果も期待できます。
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