顔や手のむくみは、腎臓の機能低下が関係している場合が多いです。長時間の立ち仕事で背中の下の部分がこったり、冷えたりすると、腎臓の働きが鈍くなり、むくみやすくなります。腎臓を刺激するイルチブレインヨガの「上体そらしのポーズ」を紹介します。
上体そらしのポーズは、うつ伏せの状態から上体を上げて、背中を反らしていくシンプルな動きです。肩から背骨、腰にかけての身体の背面をバランス良く刺激。さらに、腹部のやや背中に近いところに左右一対ずつある腎臓にも働きかけます。
私たちはお腹の脂肪を落とすことには熱心ですが、背中は無防備になりがち。このため、いつの間にか、背中にぜい肉がついてしまいます。上体そらしのポーズでは、手の力に頼り切らずに上体を持ち上げることで、背中、お尻、足の筋肉の引き締め効果を高めることができます。下背部に意識を集中させ、血液とエネルギーがしっかりと流れていくイメージを持って行いましょう。
体全体のバランスを整えるうえでも効果的なポーズです。ポーズ中に深い呼吸をすれば、体の奥深いところまで刺激され、婦人科系のトラブルや便秘、冷えにも効果が期待できます。恐怖心や不安を取り除き、自信を回復するうえでもオススメのポーズです。
イルチブレインヨガの<上体そらし>
1. うつぶせになり、手のひらを胸の横におき、つま先を立てます。息を吸いながら上体を起こし、背中をそらします。
2. 背骨に意識を集中させ、姿勢を維持します。
3. 息を吐きながら上体を下ろします。3回繰り返します。
Point:
・腰に負担を感じない程度に行いましょう。無理に顔を上げようとすると、首を痛めかねないので、注意が必要です。
・反るときは腕の力だけに頼るのでなく、背筋もしっかり使います。
効果:
背骨のゆがみを整え、腎臓、膀胱など泌尿器系と生殖器系を強化します。むくみ、全身の倦怠感の改善にも効果が期待できます。
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