更年期になると、「なんだか調子が悪い」「なんとなくダルい」といった状態に陥りやすくなります。体に良いものを食べたり、サプリメントを飲んだりしても、なかなか健やかな気分を取り戻せない。そんなときは、イルチブレインヨガで「気」と「血」の循環をスムーズにしましょう。
東洋医学では、気・血・水の流れが滞ると、体の変調をきたしやすくなると考えられています。気・血・水の停滞には、「気虚」「気鬱」「気逆」「血虚」「お血」などいくつかのタイプがあり、たとえば「血虚」とは血が不足して、めまいや集中力の低下などを引き起こすことです。「気逆」とは、上から下へと流れるべきエネルギーが、下から上へと逆流し、上半身に滞留。頭がカッカと熱くなったり、顔がほてったりすることです。
気や血の流れをスムーズにするには、イルチブレインヨガの皿まわしエクササイズがオススメです。皿まわしのメリットは、関節のつまりを解消できること。関節は、体内で最もエネルギーが滞りやすい部位ですが、皿まわし体操をすれば、6大関節(手首、ひじ、肩、股関節、ひざ、足首)がむらなく回転し、その周りの筋肉と靭帯が刺激されます。関節の可動範囲が広がり、滞っていた冷気や濁気(にごったエネルギー)を燃焼。気血循環を促進します。
さらに、皿まわしを行うと、エネルギーの流れが上半身から下半身へと向かうようになり、「気逆」が解消されます。頭がすっきり、おなかは温かいという「水昇火降(すいしょうかこう)」の状態になり、代謝がアップします。
▼皿まわしのトレーニング方法はこちら↓(動画あり)
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